期間工をすると将来の安定がある!うまい付き合い方は?
誰もが期間工よりは正社員の方が良いに決まっていると考えるに違いない。でもよ~く考えてみると、待遇は厚いし、預貯金もできる環境にあるということで期間工を敢えて選択する人もあるかと思う。そして時流を考慮して期間工をしながら、副業をと考えている人も多いので・・・。しかしながらいざ期間工を選べば、永劫未来的には無理があるし、ましてや年を重ね高齢となれば、いよいよ継続して働くことは難しい。ならば、将来はどうすれば良いのかと思い悩む期間工も多いのではないか思う。そこで、次の段階について考えてみる。
【雇用企業の正社員へとステップアップ】このパターンを考えている人は多いのではないかと思う。因みに日本自動車企業のトップであるトヨタの場合、グループ・マネージャーの年収は1000万円を超えている。このような情報に魅力を感じて自動車が好きという人や期間工のような仕事が自分に向いているという人は期間工をリコメンドする。ただし、正社員への道は非常に厳しいことを念頭に置くことである。また、年を重ね年配になった時点でも2交替制勤務があるということである。何れにせよ、正社員への登用を目指す以上は期間工の中でトップクラスのポジションを獲得する意気込みでコツコツ真面目に働き、かつ周囲からも認められる人材になる必要がある。
【預貯金しながら他業種の正社員へのステップアップ】このパターンの場合は何といっても厚い福利厚生を利用して生活面での心配を最小限に抑制して、自分の目標で預貯金を蓄える。その後、他業種へ果敢に挑戦するパタ-ンである。この場合、注意しないといけないのは勤務条件が低下することである。特に待遇の低下、サービス残業を強制されたり、人間関係においてもギクシャクして最後は嫌気が充満して会社を辞めたりするケースが見受けられることが多いことである。20代,30代であれば「まだ若いし、何とかなる。」という思いが強く、このパターンの繰り返しが多いようである。しかしながら、年齢を重ねるとともに出世を果たし待遇も良くなっていき、しまいには収入面で逆転しているケースが殆どであるため、一旦他の業種にいくと心に決めた以上はその会社で懸命にやり抜いていく姿勢を貫くことが大切である。懸命にやる姿勢と地道に努力を重ね結果を出していくことで、周囲から少しずつ認められ、仕事が楽しいものになってくるはずである。どの世界でも共通に言えることは「継続は力なり。」である。
【貯金した資金を起業・開業に活用するケース】起業・開業の夢を追い求めて、厚遇の期間工をやりながら必死に金を貯めるケースである。以外にもこのパターンで夢を実現させた人も多い。その一例として、ワタミの創業者がいる。彼の場合は期間工に類似したパターンで引越業者と契約を結び、引越バイトを行って貯金をし、その資金で創業に至ったのである。資金作りが目的であるため、無駄な浪費等を出来うる限り排除している。一時的に人付き合いが悪くなることがあるが、必死に目的を果たすために邁進したのである。逆に今は特に目標が決まらず、やりたいことも見つからないが、どこかの会社に勤務するよりもとにかく何かを自分でやりたいという人は期間工という選択はベストかもしれない。この間、色々な本を読み漁ったり、同類の人脈を温めたり、或いはネットを利用して情報収集に励んだりして、インキュベートに向かって突き進むことがポイントである。
【何はともあれ貯金する】先立つものがなければ何も前に進まない。ということで金を貯めるために期間を選択する手段を選ぶ。そして目的に向かって必死の貯金することである。期間工で働く環境は貯金するのにもってこいである。期間工の生活場である寮は基本的に寮費、光熱費が無料というのがほとんどであるため、生活に費やす費用は大幅に節約できる。
【空き時間を利用してやることを探す】仕事を終え寮に帰った後は、テレビを見たり雑談を交わしたり、或いはゲームをやったりして日々を過ごすパターンが大概である中、そんなことに目もくれずひたすらネットを活用して求人サイトを始めとした種々雑多の情報に目を通す。こうして自分のやりたいことを見いだす努力を重ねる。そういう意味でネット環境は必要不可欠である。パソコン等がない人はスマホを利用することになるが、できることであれば、パソコンをお勧めする。ネット環境を活用して世の中の動きや方向を自分なりに見定めることがポイントである。
【サブビジネスは可か?】貯金する目的で期間を志願したにも拘らず、蓋を開けてみると残業がほとんどなくなく、困り果てる場合がある。このようなときに、サブビジネス(副業)を思い浮かべる人がいると考えられる。ところが、会社はサブビジネスを認可しているのか?という疑問が同時に湧いてくる。悲しいことに期間工は沢山稼ごうと思っても、自分でコントロールできない立場にある。会社が認可しているか否かを確認する手段として、事前に就業規則を読んでチェックしてみる。その上で、勤務体制や勤務状況等を鑑みながら、サブビジネスをするかどうかを判断することである。この場合、注意すべき点は出来る限り周囲にシークレットにしてサブビジネスをやることである。万が一、周囲にバレた場合は雇用の延長や次の採用活動に悪影響を及ぼすことがあることを念頭に入れておく。サブビジネスについてどうしても話をしたい場合は、自分の目で人物を見定めて選ぶことである。サブビジネスは法律上、禁止することは出来ないため、安心材料の一つではあるが、慎重の上にも慎重に事を運ばせることが肝要である。
【シフト制の勤務体制とサブビジネス】シフトは基本的には昼と夜の勤務交代が主であるため、シフト制の副業であれば非常に難解である。時間のやりくりに頭を痛めてしまう。サブビジネスが日時が限定されているものや日雇いのような業態に絞られてしまう。
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